リオン・ラッセル
米国オクラホマ州ロートン出身。60年代初頭からキーボーディストとして多くのセッションに参加すると共に、ソングライター、プロデューサーとしても名を馳せ、70年代にかけてはスワンプロックの立役者として活躍した。本作は1970年リリースのソロデビューアルバムで、ブラムレット夫妻、エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、スティーヴ・ウィンウッド、ジョー・コッカー、クリス・ステイントン、ビル・ワイマン、リンゴ・スター、チャーリー・ワッツなど大勢のミュージシャンが参加、スワンプロック色が濃厚な名曲揃いの傑作となっている。演奏パートの詳細なクレジットはないが、スタジオセッション記録によると、スティーヴは Delta Lady にオルガンで参加していることが確認できる。また英国の音楽雑誌 ZigZag の70年9月号には、リオン・ラッセルが I Put A Spell On You と Roll Away The Stone にスティーヴが参加していると語った記事が掲載されているという。さらに93年に登場したゴールドCDに収録されているボーナストラックのうち、New Sweet Home Chicago にも参加している。